
新調したスーツやシャツに、どんなネクタイを合わせればいいのかわからない。
ネクタイ売場へ行っても種類が多すぎて選びきれない。
「無地が無難」とは聞くけれど、それだけだと少し地味な気もする…。
そんな悩みを持つ方はかなり多いです。
ですが実は、ネクタイ合わせは思っているほど難しくありません。
なぜなら、スーツスタイルにおけるネクタイ合わせには“基本ルール”があるからです。
私はスーツ販売歴15年以上ですが、現場でも「なんとなく」で選んで失敗してしまう方を数多く見てきました。
逆に言えば、基本さえ押さえれば大きく外すことはありません。
今回は、初心者の方でも迷わず選べるように、
・色合わせの基本
・柄選びのコツ
・失敗しない定番組み合わせ
をわかりやすく解説していきます。
■スーツとネクタイの合わせ方で失敗しやすい3つの原因
最初はわからないのが普通です。
初心者の方がやりがちな失敗には、ある程度共通したパターンがあります。
■色を感覚で選んでしまう
当然ですが、色にはそれぞれ好みがあります。
そのため、つい「好きな色」を優先してしまいがちです。
ですがスーツスタイルにおいて、色には“相性”と“ルール”があります。
「好きな色」=「スーツに合う色」ではありません。
なんとなく選んでしまうと、どこかちぐはぐな印象になりやすいのです。
■柄同士がケンカしている
ネクタイには、
・ストライプ
・小紋
・チェック
・ドット
などさまざまな柄があります。
ですが感覚だけで選ぶと、
・スーツの柄
・シャツの柄
・ネクタイの柄
これらがぶつかり、まとまりがなくなってしまいます。
柄合わせは、初心者が難しいと感じやすいポイントです。
■フォーマル度が合っていない
色や柄には“フォーマル度”があります。
例えば、
・派手な色
・大柄
・光沢が強すぎる素材
こういったものはカジュアル感が強くなります。
スーツだけ真面目なのに、ネクタイだけ浮いて見える原因になります。
■初心者がまず覚えたいネクタイ合わせ3つの基本ルール

■スーツより少し明るい色を選ぶとまとまりやすい
これはVゾーンの基本です。
スーツより暗いネクタイを合わせると、首元全体が重たく沈んで見えやすくなります。
ビジネススーツは基本的にダークスーツ主体なので、ネクタイは少し明るさを入れる方が自然なメリハリが作りやすいです。
■色は3色以内に抑える
色の種類が増えるほどカジュアル感は強くなります。
逆に色数を絞るほどフォーマル感は強くなります。
スーツ、シャツ、ネクタイで使う色は、2〜3色程度を意識すると失敗しにくいです。
■柄物を使うなら1点だけ
柄も色と同じく“カジュアル要素”です。
・スーツ柄
・シャツ柄
・ネクタイ柄
全部柄物になると情報量が増えすぎて、かなりうるさい印象になります。
反対に全部無地だと、少し物足りなく見えることもあります。
初心者のうちは、
👉 柄物は1点だけ
これを意識すると失敗しにくいです。
■ネイビースーツに合うネクタイの色と柄

■王道はブルー系で清潔感
ネイビースーツに最も合わせやすいのは、同系色のブルー系ネクタイです。
いわゆる“トーンオントーン”の合わせ方で、色のグラデーションになるため上品な統一感が生まれます。
清潔感があり、ビジネスでは最も使いやすい王道の組み合わせです。
■ボルドーで落ち着きと高級感を足す
少し印象を変えたい時は、ボルドー系も相性抜群です。
ネイビーの落ち着きにボルドーの深みが加わることで、全体が引き締まり大人っぽい雰囲気になります。
無難過ぎず、派手過ぎない“ちょうど良い差し色”になります。
■小紋柄やレジメンタルが合わせやすい
柄物を使うなら、
・小紋柄
・レジメンタルストライプ
この辺りがかなり使いやすいです。
ビジネスらしい程よい華やかさを足せます。
■グレースーツに合うネクタイの色と柄

■ネイビー系で知的に見せる
グレースーツは色の主張が強くない分、ネクタイの色味が綺麗に映えます。
グレースーツは色の主張が強くないぶん、ネクタイの色味が綺麗に映えるのが特徴です。
そのためネイビー系を合わせると知的で落ち着いた印象を作りやすくなります。
爽やかさと信頼感が出しやすい組み合わせです。
■ワイン系で華やかさを足す
グレースーツはボルドーやワイン系など少し色味の強いネクタイも綺麗にまとまります。
地味になりがちなグレーに適度な華やかさが加わり、洒落た雰囲気になります。
■無地〜細かい柄が上品
グレースーツは生地にうっすら柄が入っていることも多いため、
ネクタイまで派手柄にすると柄同士がぶつかりやすくなります。
無地、もしくは細かいストライプ程度が無難です。
■ブラックスーツに合うネクタイの色と柄

■ブルー系で重たさを軽減
ブラックスーツは他の色に比べて重厚感が強く見えるため、
ネクタイまで暗い色にするとVゾーンが沈みがちです。
ブルーや明るめのパープル系を使うと、重たさを和らげながら自然なメリハリが出ます。
■黒ネクタイは礼服見えしやすい
ブラックスーツはもともとフォーマル感が強い色です。
そこにブラックタイやシルバータイを合わせてしまうと、冠婚葬祭のような礼服感が出やすくなります。
ビジネスで使う場合は、適度に色味を入れて普段使いのスーツらしさを作ることが大切です。
■ネクタイの柄選びで失敗しないコツ
■無地は万能で初心者向け
ネクタイ初心者にまずおすすめなのが無地です。
どんなスーツにも合わせやすく、今後柄物のスーツやシャツを買い足しても対応しやすい万能選手です。
■レジメンタルは程よく華やか
無地より少し華やかさが欲しい方におすすめなのがレジメンタルストライプです。
ビジネスらしいメリハリが出しやすく、
一本あると使い勝手が良い柄です。
■小紋柄は落ち着いて見える
小紋柄はクラシックで大人っぽい印象を作りやすい柄です。
主張しすぎないため、落ち着いた雰囲気にまとめたいときに向いています。
■大柄はビジネスでは使いすぎ注意
ストライプや小紋でも柄が大きすぎるとネクタイの主張が強くなり、
ビジネスでは少し、くどく見えることがあります。
初心者のうちは細かい柄を選ぶ方が無難です。
■迷ったらこの3本を持てば失敗しない

ネクタイは何本も難しいものを揃える必要はありません。
まずは仕事で使いやすい定番色を3本持っておくだけでも、
毎日の組み合わせはかなり楽になります。
・ネイビー無地 or 織柄
・ボルドー系
・ネイビー×エンジ系レジメンタル
この3本があれば、ほとんどのネイビー・グレー・ブラックスーツに対応しやすくなります。
初心者の方は、まずこのあたりのベーシックカラーから揃えるのがおすすめです。
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■やりがちなNGな組み合わせ

・柄×柄でうるさい
・黒スーツ×黒ネクタイで重い
・シャツとネクタイの色がちぐはぐ
ネクタイ合わせは、少しのズレで全体の印象がかなり変わります。
迷った時ほど、シンプルな色・柄を意識しましょう。
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■まとめ
ネクタイ合わせは、センスより“ルール”です。
慣れないうちは、
「この色のスーツにはこの色」
「この柄にはこの柄」
といった形で覚えていけば失敗しません。
また、「いつも同じネクタイしているな」という印象を避けるためにも、ネクタイは最低3〜5本程度でローテーションするのが理想です。
まずは使いやすい定番色から揃えて、少しずつ組み合わせを楽しんでみてください。



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